狼たちの処刑台(Harry Brown)

主役のマイケルケイン渋すぎる〜って映画。

年金暮らしで入院中の妻の看病をしながら、余生を友達とチェスしたりで過ごす老人が、近所のタチの悪すぎる若者ギャングたちのせいで、妻の最期を看取れず、友達までも殺される。

最近多い、よくある復讐モノ。
暴力、復讐を正当化したものが多いけど、コレもそうなんやけど、
英国映画のせいかな、地味で静かで、アクションもちと上品。

前半のハリーブラウンはどこにでもいそうな老人。
ノロノロと歩きたまにふらつく。

後半のハリーブラウンは…
顔が違う。元海兵隊って設定もあって、銃の使い方も心得てる。
勿論老人やから銃を撃つのも、相手を追いかけるのも、フラフラ(笑)
でも執念は強い。

ヤクの売人、ギャング、全部への憎しみがどんどん顔つきを変えさせる。
渋すぎるマイケルケインに、

かっこいー!
ってなる。
地域問題や警察の面子を立てる話とか、そんなのが盛り込まれてるし、
何か派手にドンパチやるアクションも嫌いじゃないけど、
こんな渋いアクションのが好きかな。