新 少林寺(Shaolin)

アジア映画ばっかり書いてる気がするけど、他のも観てるんです。
でもめんどくさがりやから気が向いた時気が向いた作品を書いちゃったら、アジアに固まってしまった…!

ちょっと前に観たけど、
一言、面白かった!

少林寺ってタイトルになると、アクションやカンフーがそんなに…って思う人はなかなか手を出せないかもしれんけど、ちゃんとドラマもしっかり作ってるんです。

こんな修行に憧れちゃう、精神統一って大変やなぁ。
アンディラウ演じる男が、権力と富、そんで武力で生きている。
それが当然やと、力でねじ伏せる。
けど、それが壊れた時、大切なものを自分のせいで亡くしたとき、やっと気付いた。
自分が間違ってたって。

行くところもなく少林寺で暮らしはじめたところから、アンディラウの表情が少しづつ優しくなるんだなぁ。
そんで、民のためにご飯を用意したり、書物を読んだり、明らかに心が軽くなって、穏やかに進んで行く。
武術を習い始めたところから、
どんどん憎しみとか悲しみとか、そんなものを取っ払って、解放される。

夜に、子供と一緒に寒いから身体をあっためようと型をとる姿がすごく良かったなぁ〜。
身体を動かすことって、集中しないといけないから、その分邪念とかが消えて行くんだね。

そして、ジャッキー!
ジャッキーは少林寺の厨房係りとゆーチョイ役ながら、無滑稽ででも人好きするキャラクター。
衣装のせいもあるけど、めっちゃおっきい中華鍋とかお玉とか持ってて、スプーンおばさんみたいやった!
かわいい!!!
しかもジャッキーのちょっとだけあるアクションシーンは面白おかしいの。
武術はあんまり出来ないキャラやから、いつも料理をしてる工程を思い出しながら戦う(笑)
やっぱりかわいい、ジャッキー!

ニコラスツェーは見ての通りの悪役!
でも、一概に嫌いになれないんだな、こいつも。最低なやつなんやけど、アンディラウの後釜に乗った男やから、アンディは昔の自分をみてるようで、改心させようとする。

長くなっちゃったけど、ホント、カンフーだけの映画ぢゃないんだよなあ〜