デタッチメント(Detachment)


エイドリアンブロディの悲壮感漂う顔が好き。エイドリアンブロディでなければこの映画は成立しなかったのでは、と思える感じ。
だって物事はそんなに大きな事でも無く、何かこれと言った大事件や物語は無いもの。
でもそれをさも自分や周りは孤独で、誰もが色んなトラウマを抱えてるかの如く、重い面持ちで描くこの映画は、やっぱり主役にエイドリアンブロディが必要やと思う。

エイドリアンブロディのモノローグで描く世の中は暗い。
でもその中に一片の素晴らしい現実があるけど、それを受け入れる術を知らない。

そんな人間としての教師たちの話。
ちょっと画がしつこいし、映像を綺麗に型どったり、色を付けてるのは正直あんまり好きぢゃないけど。

エイドリアンブロディの悲壮感が好きやから、まぁいっか、て感じ。
それにしても細すぎる。